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出生前診断 いつから [時事ニュース]

出生前診断の訴訟が決したニュースが出ています。

出生前診断とは、妊婦の血液からダウン症など3種類の染色体異常を調べ
異常が認められれば羊水検査を行い判断するものです。
いつから受けられるのかということに関しては、以前は35歳という表記がありましたが
現在はそういったものは関係なくなっているようです。
命と向き合うのですから、当然といえば当然ですが。

高齢妊娠の増加や1人だけの子供を望む場合も多く
導入されてからの受診者数は想定よりかなり高い割合で推移しているようです。
「命の選択」との議論も活発な分野ではあるものの、
生まれても短命であったり、成長障害があるというのが事前にわかって準備するのではかなりの違いがあるのも事実です。

さて、今回のニュースは北海道函館市のクリニックが出生前診断を誤って通知したことによる訴訟です。
函館地裁はクリニックに1000万円の損害賠償支払いを命じました。
事前検査でダウン症の確率がかなり高いという結果が出たにも関わらず、陰性だと伝えたとのことです。
そして子供は生まれたもののダウン症と診断され、合併症で亡くなってしまったのだそうです。

判決理由に「中絶を選択するか、中絶しないことを選択した場合には心の準備や養育環境の準備もできたはず」との指摘があることが印象深いですね。

授かった子供の検査を生まれる前からする・・・
これが全く何も感じず平気な母親などいないと思います。
少なからず心配でしょうし、費用も開始時よりは下がっているとはいえ
そんなに手ごろでもないはずです。
受診できる病院も限られますし。

女性の社会進出を勧めるにつれて、こういったリスクが高まるのはある意味当然のことなのかもしれません。
それでも、最大限の慈しみをもって検査に臨む方がいる以上、こういったことは増えていかないのが一番ですね。

なんだか色々考えさせられるニュースでした。


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